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【日本一周の始め方】おすすめルートと決め方のポイントを詳しく解説

日本一周の始め方とルートの決め方が書かれたアイキャッチ画像
taronihon2025

2025年5月17日更新

「日本一周をしてみたいけれど、どんなルートで回ればいいのかわからない…」そんな悩みを抱えていませんか?

ルート選びを間違えると「見たかった場所を通れなかった」「移動が無駄に長くなった」なんてことも起こりがちです。

そこで今回は、日本一周のルートの決め方とおすすめルートを詳しく解説します。この記事を読んで、自分にぴったりのルートを見つけましょう。

日本一周ルートの主なパターン

日本一周には、いくつかの代表的なルートがあり、それぞれに魅力や特徴があります。

ここでは、それらのルートを紹介し、旅の楽しみ方やポイントをわかりやすく解説します。

海岸線沿いルート

和歌山県の海沿いの風景

海岸線沿いのルートでは、海を眺めながらのんびりと旅ができます。

このルートは、海沿いを走る主要な国道を辿ることが多いため、道に迷う心配が少なく、計画も立てやすいのが特徴です。

メリット
  • 平坦な道路が多い
  • 海の景色を楽しめる
デメリット
  • 風が強く吹く場合がある
  • 交通渋滞が発生しやすい

全47都道府県を巡るルート

福島県 県境の看板

このルートでは、日本全国をまんべんなく巡ることができます。

地方ごとに違う風景や見どころに加え、内陸部の隠れたスポットにも訪れることができます。

また、全都道府県を訪れるルートでは、海沿いだけでなく山間部や内陸部も含まれます。

そのため、移動距離が長くなりやすく、スケジュールや予算の調整も重要になります。

メリット
  • 47都道府県それぞれの魅力を感じられる
  • 内陸部にある隠れた名所にも行ける
デメリット
  • 旅のスケジュールや予算に柔軟さが求められる
  • 計画や準備に時間がかかる

日本四端制覇ルート

ノシャップ岬の風景

このルートでは、日本の最北端や最南端など、列島の端にある場所を訪れます。

実際に日本列島がどれだけ広いのかを肌で感じられるのが大きな魅力です。

たとえば、北海道の最北端や鹿児島の最南端に立つことで、日本全体の広さや多様さを実感できます。

このルートは、地理や冒険が好きな方に特におすすめです。

メリット
  • 日本の最北端や最南端を訪れることで、日本列島の広さを実感できる
  • 端から端まで行ったという達成感が得られる
デメリット
  • 訪れる場所が主要な端のスポットに限定される
  • 最北端や最南端では気象条件が厳しくなる場合がある(冬季の寒さや台風シーズン)

最もおすすめしたいルート

どのルートを選ぶかは個人の好みによりますが、私は全47都道府県を巡るルートを特におすすめします。理由は以下のとおりです。

  • 47都道府県の魅力を一度に楽しめる
  • 達成感や満足感が高い

以上が、全47都道府県を巡るルートが最もおすすめする理由です。

実は私はこのルートで日本一周をしていませんが、もし選んでいたら、もっといろんな場所の文化や風景、食べ物を楽しめたと思います。そう意味でも、全47都道府県を巡るルートは特におすすめです。

とはいえ、最終的には自分の好みに合ったルートを選ぶことが大切です。

どのルートにも魅力があるので、自分が一番楽しめる道を選んでください。

ルートを具体的に決める手順

日本一周の大まかなルートが決まったら、次は具体的なルートを決めましょう。

ルートを決める手順は以下のとおりです。

日本一周ルート作成の5ステップを示す図解。矢印で順に手順を追い、右下にキャラクターと“ざっくり決めるだけで大丈夫!”のセリフ付き。

それぞれの手順について、次のセクションで順番に解説していきます。

手順①季節・進行方向を決める

日本一周のルートを考えるうえで、季節と進行方向はとても重要です。

どの季節にどの地域を通るかによって、旅の快適さや楽しみ方が大きく変わってきます。

たとえば、真冬に北海道を目指すと、雪の影響で通行止めや寒さの負担が大きくなります。一方、夏に東北や北海道を訪れると、気候が穏やかで過ごしやすいというメリットもあります。

また、「時計回り」か「反時計回り」か を決める際にも、季節の巡りを考慮するとルートが組みやすくなります。

季節と進行方向を考えるポイント
  • 春スタート(3〜5月):西日本→北日本と進むルートがおすすめ(桜前線に合わせると楽しめる)
  • 夏スタート(6〜8月):北海道や東北を先に回ると、涼しく快適な旅になりやすい
  • 秋スタート(9〜11月):紅葉を楽しむなら内陸や山間部を優先するのも良い
  • 冬スタート(12〜2月):温暖な西日本や九州、沖縄から始めると無理のないルートが組みやすい

日本一周に最適な季節や出発時期について詳しく知りたい場合は、日本一周に最適な季節は?おすすめの出発時期と気を付けたいポイント!の記事をご覧ください。

手順②行きたい場所をリストアップする

北海道・美瑛の丘、京都の金閣寺、沖縄の海、福岡の屋台、奈良の大仏など、日本各地の代表的な風景を集めた横長コラージュ画像。日本の多様な魅力を伝える一枚。

日本一周のルートを考えるときは、「行きたい場所」をできるだけたくさん書き出してみましょう。

自分の興味や目的を整理することで、ルートの方向性も見えてきます。

リストアップする際のポイントは以下のとおりです。

  • 一度は訪れてみたかった場所
  • 自分の趣味(登山、鉄道、歴史、温泉など)に合うエリア
  • ご当地グルメや名物を楽しみたい場所

行きたい場所をリストアップしておくと、旅の全体像が見えやすくなります。

あとから地図上で位置関係を確認したり、優先順位をつけたりすることで、無理のないルートを組みやすくなります。

また、観光地とは少し違った日本一周ならではのスポットを知りたい場合はこちらの記事をご覧ください。

手順③宿泊場所と移動距離の目安を決める

日本一周のルートを作るときは、宿泊場所の目安と1日に進む距離を考えながら、大まかな流れを決めることが大切です。

無理のない距離の中で、立ち寄る場所や泊まる場所を決めるようにしましょう。

特に、1日の終わりにどのあたりで泊まるかをあらかじめ想定しておくと、ルートを組みやすくなります。宿泊施設や、車中泊・野宿ができそうな場所を事前に確認しておくと安心です。

主な移動手段ごとの、1日に進める距離の目安は以下の通りです。

移動手段ごとの日本一周にかかる1日の移動距離。車は150〜300km、バイクは100〜200km、自転車は30〜80km、徒歩は20〜40km。

この目安を参考に、自分のペースに合った1日の移動距離を考えてみてください。

無理なく進めるように、少し余裕を持たせるのがおすすめです。

手順④本州以外への移動手段を確認する

港に停泊している船。北海道、四国、沖縄、離島へのアクセスに必要なフェリーの画像

ルートを決める際は、本州以外への移動手段を事前に確認しておきましょう。

たとえば、北海道には基本的にフェリーでしかアクセスできないため、フェリーの運行スケジュールをチェックして、旅の日程に合わせて調整することが重要です。

また、四国や九州への移動は、車、バイク、自転車、徒歩など、移動手段によってアクセス方法が違うため、事前に確認しておくと安心です。

離島に行く場合は、フェリーや航路の運行スケジュールをチェックし、旅の計画に無理がないように調整しましょう。

北海道、四国、九州、沖縄への移動方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

手順⑤ルートの流れを地図で確認・整理する

地図の上にペンが置かれている。日本一周のルート計画を立てている様子を示している
画像元:Pixabay

地図やノートを使うと、予定が整理できて、実際に日本一周を進めるときに便利です。

ここでは、ルートを確認し整理する方法について解説します。

地図に記載する

ルートを地図に記載することで、全体の流れが一目でわかります。

たとえば、紙の地図上に行きたい場所や宿泊する場所を線でつなげることで、移動ルートが一目でわかり、旅の全体像を把握しやすくなります。

また、日本一周にどんな地図を持って行くか悩んでいる方は、以下の記事をご覧ください。

関連記事:【2025年最新】日本一周に持って行くべきおすすめ地図6選を徹底解説

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ノートやプランナーに書き込む

旅のプランをノートやプランナーに書き込むことで、予定を整理しやすくなります。

以下の内容をメモしておくと、日本一周中に役立ちます。

  • 移動ルートや訪れる場所
  • 観光スポットや観光地
  • 食事場所や地元の名物
  • 一日の移動距離と時間
  • 宿泊場所

このような内容を書き込んだノートを日本一周に持っていけば、スケジュールの把握がしやすくなります。

日本一周に適したノートやプランナー

サイズは持ち運びやすいA5やB5がオススメです。日付ごとにページが分かれているものが便利です。

自分に合ったルートを選ぶ考え方

日本一周に決まったルールはありません。自分の旅のスタイルに合わせて、ぴったりのルートを考えることが大切です。

≫ 日本一周の基本的な定義や計画の立て方を確認したい方はこちら

ここでは、ルートを決めるうえで意識したい3つのポイントを紹介します。

旅の目的から考える

旅の目的がはっきりすると、自然とルートも決まりやすくなります。

以下に、目的の例をいくつか紹介します。

  • 自然を楽しむ:北海道や九州の自然豊かな地域を巡る
  • 歴史を学ぶ:京都、奈良、広島などの歴史的名所を訪れる
  • リフレッシュ:温泉地(箱根、伊豆)や沖縄のビーチ
  • 地元の人々の交流:地方の小さな町や漁村を訪れる
  • 新しい場所や文化を体験する:青森のねぶた祭り、博多屋台の食文化、沖縄の琉球文化や地元料理

目的をはっきりさせることで、「外せない場所」と「優先順位」が見えてきます。

ルート決めに迷っている人は、まずこの部分から整理してみましょう。

旅の目的をどう決めたら良いか迷っている方は、以下の記事を参考にしてみてください。

関連記事:【元旅人が徹底解説】日本一周の旅を充実させるための目的の決め方

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移動手段に合ったルートを考える

移動手段によって、最適なルートは大きく変わります。

以下に、それぞれの移動手段に合ったルートの考え方を紹介します。

車で日本一周するルート

車で日本一周する魅力は、移動が自由で、長い距離も効率よく進めるところです。

観光地を訪れつつ、途中で出会う景色やご当地グルメも楽しめます。

車でのルートの作り方はこちら

おすすめルート

青森(奥入瀬渓流) → 北海道(富良野)→ 京都(清水寺)→熊本(阿蘇)→ 広島(宮島) → 愛媛(道後温泉) → 三重(伊勢神宮) →東京

車での日本一周は観光地を自由に巡れる楽しさがありますが、長時間の運転になるので、こまめに休憩を取りましょう。

宿泊地や駐車場の確保、ガソリンや高速料金も事前に調べておくと安心です。

バイクで日本一周するルート

バイクは風を感じながら走る楽しさがあり、車よりも小回りが利きます。

峠道や海沿いの絶景ロードを楽しみながら、日本の自然を満喫できます。

バイクでのルートの作り方はこちら

おすすめルート

関東(伊豆スカイライン) → 中部(千里浜なぎさドライブウェイ) → 近畿(大山環状道路) → 四国(四国カルスト) → 九州(阿蘇ミルクロード) → 東北(磐梯吾妻スカイライン) → 北海道(オロロンライン・知床横断道路)

バイクでの日本一周は、風を感じながら自由に移動できる楽しさがありますが、長時間の走行になることもあります。

体力を考慮してこまめに休憩を取り、体調を整えましょう。

自転車・徒歩で日本一周するルート

自転車・徒歩はゆっくり景色を楽しみながら進めるのが魅力です。

車やバイクでは気づかない細かい風景や、地域ごとの違いを肌で感じることができます。

自転車でのルートの作り方はこちら

徒歩でのルートの作り方はこちら

おすすめルート

近畿(東海道:東京 → 京都) → 中国 → 四国(しまなみ海道 ・四国遍路) → 九州 → 北陸 → 北海道→東北(奥州街道)→ 東京

自転車や徒歩での日本一周は、自由に景色を楽しみながら進める楽しさがありますが、長時間の移動になることもあります。

適度に休憩を取り、水分補給を忘れずに行いましょう。

予算と日数からルートを考える

予算や日数が限られていると、行ける場所やルートの選び方も変わってきます。

無理のない計画を立てるためにも、「今の自分に合った範囲」を考えておくことが大切です。

限られた期間で回る場合

限られた時間で日本一周をする場合、以下のポイントを参考にして、ルートを決めましょう。

  • 行きたい場所を絞る
  • 一日の移動距離を長めに設定する
  • 車やバイクの場合は高速道路を活用する

短期間で効率よく日本一周を達成するためには、移動のペースや観光地選びを慎重に計画することが大切です。

無理なく、旅を楽しむために、ルート選びとスケジュールの調整をしっかりと行いましょう。

短期間で日本一周をする方法を詳しく知りたい場合は、以下の記事をご覧ください。

関連記事:時間がなくてもできる!短期間で日本一周するための効率的な方法

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予算が少ない場合

旅の予算が限られているときは、費用を抑える工夫をしながらルートを決めることが大切です。以下のポイントを参考にしてみてください。

  • 車中泊やテント泊を活用する
  • 自炊を取り入れて食費を抑える
  • 無料や低料金の観光スポットを中心に巡る

予算やお金のことを考えずに旅に出てしまうと、途中で資金が足りなくなってしまうこともあります。

そうならないように、あらかじめ費用の目安とルートをしっかり計画しておきましょう。

日本一周中の費用について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

関連記事:日本一周の費用を大公開!自分の好みに合った旅を計画するコツ

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まとめ:自分だけのルートを作ろう

日本一周のルートに正解はありません。気になる場所を自由につなげて、自分のペースで回れる道を考えることが大切です。

地図を見ながら「ここに行きたい」「ここは避けたい」と整理していけば、少しずつ自分らしい旅が見えてきます。

焦らず、楽しみながらルートを作っていきましょう。

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日本一周経験者/ブロガー
徒歩と自転車で日本一周した経験をもとに、準備や計画に役立つ情報を発信しています。 このブログが、日本一周を目指す人の力になれたらうれしいです。 将来的には、本の出版や、日本一周に関する公式情報づくりにも挑戦したいと考えています。
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