【仕事を辞めて日本一周】退職後に必要な税金・保険手続きを分かりやすく解説

2025年8月5日更新
仕事を辞めて日本一周の旅に出る際、税金や保険はどうすればいいんだろうと疑問に思ったことはありませんか?
これらを知らないと、旅の途中で急にお金が必要になったり、手続きのために帰らなければならないこともあります。
この記事では、日本一周を安心して楽しむために、退職後に必要な税金や保険の手続きについて分かりやすく解説します。
必要な手続きをしっかり確認して、安心して旅を楽しめるようにしましょう。
退職後の手続き

退職後、日本一周の旅を安心して楽しむためには、いくつかの重要な手続きを忘れずに済ませておく必要があります。
これらの手続きを事前に終わらせておけば、旅の途中での不安やトラブルを避け、安心して旅を続けることができます。
健康保険の切り替え
退職後の健康保険は、どう切り替えるかが重要なポイントです。
それぞれの選択肢には特徴がありますので、自分に合った方法を選ぶために、しっかり理解しておきましょう。
退職後に選べる主な健康保険の方法は、次の3つです。
- 任意継続:(会社の健康保険を継続する方法)
- 国民健康保険:(市区町村で加入する方法)
- 家族の扶養:(親や配偶者の保険に加入する方法)
どれが自分に合っているかは、人それぞれの生活や状況によって変わります。
以下の比較表を見て、自分にぴったりの方法を選んでみてください。
選択肢 | メリット | デメリット | 向いている人 |
---|---|---|---|
任意継続 | 現在の保険を継続できる | 保険料が2倍になる | 安心感を重視する人 |
国民健康保険 | 所得に応じた保険料 | 自治体ごとに保険料が異なる | 収入が少ない人 |
家族の扶養 | 保険料が不要 | 扶養条件がある | 扶養家族がいる人 |
健康保険の選び方は、医療費のことを考えて自分に合った保険を選ぶのが大切です。
それぞれの選択肢にはメリットとデメリットがあるので、収入や生活状況に合わせて決めましょう。
もし迷ったら、自治体や保険組合、専門家に相談するのもおすすめです。
年金の手続き
退職後は、国民年金に加入するための手続きを行う必要があります。
退職日から14日以内に市区町村の役所で手続きを行い、必要な書類を提出しましょう。必要書類は以下の3つです。
- 退職証明書
- 本人確認書類
- 年金手帳
手続きをスムーズに進めるためにも、必要書類はあらかじめ準備しておきましょう。
また、保険料の支払いがむずかしい場合は、「免除制度」や「納付猶予制度」を利用することもできます。
特に退職後で収入が減っている場合は、申請することで負担を減らすことができます。
「申請により保険料の納付が免除される制度があります。手続きは、役所・役場の国民年金担当窓口または年金事務所の窓口で行ってください」
旅に出る前に年金の切り替えを済ませておくことで、将来の年金受給にも安心して備えることができます。
失業保険の申請準備
失業保険は、必ず受け取らなければいけないわけではありませんが、最寄りのハローワークで手続きを行い、定期的に失業認定を受ける必要があります。
申請に必要な持ち物は以下の通りです。
- 離職票(退職後に会社から送られてくる重要な書類)
- 本人確認書(運転免許証やマイナンバーカードなど)
- 銀行口座情報(振込先)
- 最近撮影した写真
これらの書類はすべて必須のため、忘れずに持参しましょう。
特に離職票は失業保険申請に欠かせない書類なので、退職後はすぐに確認し、確実に受け取ることをお勧めします。
保険と失業保険の手続きとスケジュール調整

退職後の健康保険や失業保険に関する手続きは、日本一周の計画に関わることがあります。
ここでは、保険証の受け取りと失業認定日の調整方法について紹介します。
健康保険証の受け取り
日本一周の旅に出る前に、健康保険証の切り替え手続きを済ませておくと安心です。
新しい保険証が届くタイミングは、すぐに手に入ることもあれば、数週間かかることもありますので、旅の計画に合わせて調整が必要です。
保険証がないと、日本一周中に医療機関を利用する際に医療費が高額になったり、診療を受けられない場合もあります。そのため、日本一周の旅に出る前には新しい保険証を受け取り、必ず保険証を持って行くことをおすすめします。
失業認定日
失業保険を受け取るためには、ハローワークで「失業認定日」に出向く必要があります。
日本一周中は認定日に出向くのが難しいため、日本一周後に手続きを進めるのが現実的です。
認定日に行けないと、失業保険の支給が遅れることがあるので、早めにスケジュールを調整し、旅の後に認定を受けるようにしましょう。

認定日を逃さないように、早めに予定を調整しよう!
日本一周後の失業保険の受け取り方
日本一周後に失業保険を受け取るためには、必要な手続きとタイミングを押さえておくことが重要です。
なお、失業保険は日本一周中に受け取るのが難しいため、受給開始は通常、日本一周を終えた後になります。ここでは、そのポイントを解説します。
失業保険の申請期限と受給条件
失業保険の申請は退職後1年以内に行わなければ受給資格を失ってしまうため、できるだけ早く手続きを始めることが重要です。
申請が遅れることがないよう、退職後は早めにハローワークで手続きを行いましょう。
失業保険を受給するためには、以下の3つの条件を満たす必要があります。
- 就業可能な状態であること
- 求職活動を行っていること
- 雇用保険に一定期間以上加入していること(例:過去2年間に通算12ヶ月以上の雇用保険加入が必要)
失業保険を受け取るためには、これらの条件をすべて満たしている必要があります。
条件をクリアしているかどうか確認し、早めにハローワークで申請手続きを行いましょう。
なお、失業保険の支給額は、退職前の給与や勤続年数によって異なりますが、おおよそ「退職前の賃金の50~80%程度」が目安です(上限あり)。
※詳しい計算方法や支給日数については、ハローワークの公式サイトをご確認ください。
日本一周後の受給スケジュール
日本一周後の失業保険の受給スケジュールは、申請のタイミングや状況によって違いますが、基本的な流れは以下の通りです。

※このスケジュール例では、日本一周の期間を3か月間としています。また、日程や給付スケジュールは地域やハローワークによって異なるため、詳しくは最寄りのハローワークで確認してみてください。
上記のスケジュールを参考に、日本一周後は速めに手続きを進め、求職活動を開始しましょう。
失業保険受給中に気をつけること
日本一周を終えた後に失業保険を受け取る際には、以下のポイントに気をつけて手続きを進める必要があります。
- 求職活動を継続する
- 認定日にハローワークに出向く
- 余裕を持った日程で手続きを進める
これらのポイントを守ることで、失業保険受給に関する不安を取り除き、新しい生活を安心して始められます。
手続きやルールで分からないことがあれば、ハローワークに相談してみるのもおすすめです。
また、日本一周を終えた直後にやるべきことや、進路の決め方について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:【日本一周の後はどうする?】進路決定のために必要なステップと準備を解説

まとめ:退職後の手続きをしっかりと進めよう

退職後の手続きは、日本一周を成功させるために欠かせません。
税金や保険、失業保険の手続きをきちんと済ませることで、旅の後も安心して生活を再開できます。事前準備をしっかり行い、余裕を持って旅を楽しみましょう。
こちらの記事もおすすめです:【日本一周の費用はいくら?】予算の立て方と内訳を徹底解説

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