【完全版】日本一周の費用と予算を徹底解説!移動手段別の目安と安く旅する方法
2025年12月4日更新
日本一周をしてみたいけれど、「どれくらいの費用や予算が必要なんだろう?」と気になる人は多いと思います。
実際のところ、旅のスタイルや移動手段によって必要なお金は大きく変わりますが、工夫しながら進めれば、思ったより安く旅を続けることもできます。
この記事では、日本一周の費用の内訳から、移動手段別の予算の目安、そして支出を抑えるためのコツまで、まとめて紹介します。
これから日本一周を考えている人の参考になればうれしいです。
日本一周の費用はいくら?目安は20〜100万円
日本一周の費用は、旅のスタイルによって変わりますが、目安として20万〜100万円ほどで旅できます。
この金額の幅はどこから来るのかというと、主に次の3つが影響します。
- どんな移動手段で回るか
- 旅の期間
- どんな宿に泊まるか
ここでは、まず「ざっくりどれくらいかかるのか」を押さえたうえで、このあと具体的な内訳を紹介していきます。
日本一周にかかる費用の内訳

日本一周を達成するためには、いくつかの費用項目を考慮する必要があります。以下に、各費用の内訳を紹介します。
ガソリン代
車やバイクで日本一周する場合、ガソリン代が重要な費用になります。
2025年4~5月時点で、全国平均のレギュラーガソリン価格は1リットルあたり約185円です。
車の燃費が15km/Lの場合、10,000km走るとガソリン代は約123,000円となります。
宿泊費
宿泊スタイルによって費用が大きく変わります。
ホテルやゲストハウスを利用する場合、1泊3,000〜10,000円ほどかかりますが、キャンプ場や車中泊、野宿を選べば、宿泊費を抑えることができます。
キャンプ場は1泊1,000〜2,000円、車中泊や野宿は無料で泊まれます。
食費
外食と自炊で食費を調整できます。外食の場合、1回の食事で1,000円〜2,000円程度、観光地では高くなることもあります。
一方、自炊をすれば、食費を抑えることが可能です。
観光費
観光施設の入場料やアクティビティには費用がかかります。
博物館や観光地の入場料は500円〜2,000円程度発生しますが、無料で楽しめる観光地もたくさんあります。
観光地によって費用が違うので、事前に予算を考えておくことが大切です。
洗濯代
長期間の旅では、洗濯が必要になります。
コインランドリーを利用する場合、1回あたり500円〜1200円程度の費用がかかりますが、手洗いをすることで洗濯代を抑えることができます。
日本一周中の洗濯について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事:日本一周中の洗濯と入浴を徹底解説!便利なアイテムと実践的な方法

通信費
旅の途中で通信が必要になるため、通信費も考慮しましょう。
特に日本一周中は、スマホで情報を確認することが多いため、データ通信量が多くなります。
そのため、事前に自分の使い方に合った通信プランを調整しておくことが重要です。
フェリー代
日本一周のルートに離島や北海道への移動が含まれる場合、フェリー代が必要になります。
料金は航路や車両の有無によって違いますが、北海道へのフェリーで車を持ち込む場合、片道10,000円程度の料金がかかります。
移動手段別の日本一周の費用の目安

費用の内訳を押さえたら、次は移動手段別に具体的な目安を見てみましょう。
自動車:20~60万円
自動車で日本一周する場合、ガソリン代や高速代が主な出費で、宿泊費や食費も積み上がります。
車中泊を中心にすると宿泊費を大きく節約でき、旅のペースやルート次第で費用を調整可能です。
軽バンなどコンパクトな車を使うと燃費が良く、荷物も積みやすいためコストと快適さの両立がしやすくなります。
バイク:20~60万円
バイクで日本一周する場合、ガソリン代が比較的安く、車両サイズによって負担が変わります。
宿泊はテント泊やゲストハウスを使うと費用を抑えやすく、荷物の量や天候への対策が必要です。
高速道路をあまり使わず下道中心で走ると、ガソリン代や移動コストをさらに抑えられます。
自転車:50~100万円
自転車での日本一周は、移動に燃料費がかからないため費用は少なめで、宿泊方法によって総額が大きく変わります。
テント泊が中心ならかなり安く進められますが、体力の負担が大きいため休息日も必要です。食費や補給品など、少しずつの出費が積み重なる点は意識しておくと安心です。
徒歩:100~200万円
徒歩で日本一周する場合は、移動にお金がかからず、宿泊もテント泊を取り入れるとさらに節約可能です。
ただし、長期間の旅になりやすく、食費や日用品の買い足しがこまめに発生します。生活に近いスタイルで進む旅のため、天候対策や休息の取り方を意識しながら進めるのがポイントです。
公共交通機関:30~80万円
公共交通機関での日本一周は、新幹線や特急を多用すると費用が増えるため、青春18きっぷやバスの長距離便を活用すると節約しやすくなります。
宿泊費と食費も合わせて積み上がるため、都市部を中心に周ると費用が伸びやすい点に注意が必要です。計画的にルートを組むと無駄を減らしやすくなります。
旅の期間・宿泊スタイル別の費用の違い

旅の長さや選ぶ宿泊方法によって必要な費用は変化します。ここでは各期間と宿泊タイプごとにかかるお金の目安を紹介します。
宿泊スタイル別の費用比較
どこに泊まるかによって、日本一周の費用は大きく変わります。特に宿泊費は全体の支出の中で大きな割合を占めるため、宿選びが費用に大きく影響します。
各宿泊方法の費用の目安は以下の通りです。
| 宿泊スタイル | 1泊の費用目安 | 日本一周の総額例 |
|---|---|---|
| ホテル中心 | 6,000〜10,000円 | 50〜100万円前後 |
| ゲストハウス中心 | 2,500〜4,000円 | 30〜60万円前後 |
| 車中泊・野宿中心 | ほぼ無料 | 20〜30万円前後 |
宿泊費は、日本一周の総額を左右する大きなポイントです。自分の旅のスタイルに合わせて、無理のない範囲で選ぶと続けやすくなります。
旅の期間別の総費用の違い
旅の長さによって、必要な費用は大きく変わります。短期なら移動や宿泊の回数が少なく、全体の出費も抑えやすい一方、長期の旅は日数に応じて食費や宿泊費が積み上がっていきます。
以下は、旅の期間ごとの大まかな費用の目安です。
- 2週間ほどの場合:おおよそ20万〜30万円
- 1カ月ほどの場合:30万〜40万円前後
- 2〜3カ月の場合:50万〜60万円ほど
- 半年以上の場合:60万円〜100万円以上
あくまで目安ですが、旅のペースによっても総額は大きく変わります。
日本一周にかかる日数については日本一周に必要な日数は?移動手段ごとの目安と計画のコツの記事で詳しく解説しています。
実際の旅で使った宿泊スタイル別・1日の費用
私の旅は主に徒歩でしたが、宿泊費の考え方はどの旅でもほぼ同じです。ここでは、宿泊スタイルごとの1日の費用目安をまとめます。
ビジネスホテルに泊まった日の一日の費用例
私が歩いて日本一周していたとき、ビジネスホテルに泊まる日は宿泊費だけで出費が大きくなるため、ほかの部分の支出をできるだけ抑えていました。
食事はスーパーの割引品を中心に買い、観光費も使わないようにしています。
- 宿泊費:5,980円
- 食費:1,209円
この日は移動だけで、特別な出費もなく、1日の総額は7,000円台で収まりました。ホテル泊の日は宿泊費が大きいので、ほかの支出を抑えることでバランスを取っていました。
ゲストハウスに泊まった日の一日の費用例
ゲストハウス泊の日は、ビジネスホテルより宿泊費が抑えられる分、食事や洗濯などに少し余裕を回せる日でした。
- 宿泊費:2,800円
- 食費:1,630円
- 観光費:300円
- 洗濯代:300円
1日の合計は約5,000円。ゲストハウスは費用を抑えながら過ごせて、日本一周中でも使いやすい宿泊スタイルでした。
快活クラブに泊まった日の一日の費用例
快活クラブで泊まった日は、移動の疲れを取れるうえ、シャワーや電源が使えるため、日本一周中でも安心して休める日でした。
宿泊費が比較的安いぶん、食費も無理なく抑えられています。
- 宿泊費:1,800円
- 食費:1,736円
1日の合計は約3,500円。天候が悪い日や体力を回復したい日に使いやすい、コスパの良い宿泊スタイルでした。
野宿・無料宿泊日の一日の費用例
野宿や無料の休憩スペースで過ごした日は、宿泊費をかけずに移動を優先したいときに選んでいました。
睡眠環境はその日の場所に左右されますが、費用面では大きく抑えられます。入浴だけ銭湯を利用し、食事もスーパーで必要なものだけを買う形でした。
- 宿泊費:0円
- 食費:1,517円
- 入浴費(銭湯):480円
1日の合計は約2,000円。旅のペースを調整しつつ、費用を抑えたい日に取り入れていたスタイルです。
日本一周の旅を安くするコツ
日本一周をする際、節約できる費用を知っておくと、低予算でも十分に旅を楽しむことができます。以下にその方法を紹介します。
宿泊費の節約方法
宿泊費を抑えるなら、野宿や車中泊が一番お金がかかりません。宿泊施設を利用したい場合は、ゲストハウスやキャンプ場を活用すると比較的安く泊まれます。
ゲストハウスなら1泊3000円~4000円程度、キャンプ場なら500円~1000円程度で利用できることが多いです。
日本一周の宿泊方法について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事:【日本一周の宿泊方法を徹底比較!】旅のスタイルに合わせた選び方を解説

食費の節約方法
外食を避けて自炊やスーパーでの買い物をすることで、食費を節約できます。自炊なら1日の食費を500円~1000円程度に抑えることができます。
自炊以外でも、スーパーで割引された弁当や総菜を活用すれば、無理なく費用を抑えられます。
日本一周中の食事について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事:【日本一周の成功は食事がカギ!】節約・栄養バランス・ご当地グルメまで徹底解説!

観光費の節約方法
有料の観光地を避けて、無料の自然公園や神社・お寺を巡ると、観光費をかなり抑えられます。
テーマパークなどは1回の入場で2000円~3000円かかることもありますが、公園や展望台、昔ながらの街並みを歩くだけなら無料で楽しめます。
また、地域によっては1日乗車券や割引クーポンがあるので、うまく使えばお得に観光できます。
観光地以外で訪れたい場所について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:【日本一周ならでは】観光地だけじゃない、旅人だからこそ行きたい場所

洗濯・入浴費の節約方法
洗濯は手洗いすることで、無料で済ませることができます。コインランドリーを利用する場合は、頻度を減らすことで節約できます。
入浴は銭湯を利用するのがおすすめです。観光地では料金が高めですが、地方では安価なことが多いです。
日本一周の費用シミュレーション

日本一周の旅のスタイルや移動手段によって、必要な費用は大きく変わります。
どのような旅をしたいかによって費用が変わってくるため、自分の希望に合った旅のスタイルを考えながら、必要な費用を計画しましょう。
贅沢な旅
ホテルや旅館に泊まり、レストランでの外食や観光地での特別な体験を重視するスタイルです。
宿泊費が1泊5000円~10000円以上、食事は1食あたり1,000円〜3,000円程度が目安になります。
お金をしっかり使って、快適に日本一周を楽しみたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
関連記事:【定年後やお金に余裕がある人向け】快適に楽しむ日本一周旅行の計画の立て方

標準的な旅
ビジネスホテルやゲストハウスなどの宿泊施設を利用しつつ、時には野宿や車中泊を組み合わせるスタイルです。
宿泊費は1泊あたり3,000円〜5,000円程度、食事は外食と自炊を組み合わせて、1食あたり500円〜1,500円程度で計算できます。
低予算の旅
野宿や車中泊を活用し、食事は自炊中心で費用を抑えるスタイルです。
宿泊費がほとんどかからず、食費も1日500円〜1,000円程度に収めることができます。
移動手段とスタイル別の費用比較
日本一周の費用は、移動手段や旅のスタイルによって大きく変わります。以下の表を参考にして費用の目安を確認してみましょう。
| 旅のスタイル | 車(1ヶ月) | バイク(1ヶ月) | 自転車(1ヶ月) | 徒歩(1ヶ月) |
|---|---|---|---|---|
| 贅沢な旅 | 50万円 | 50万円 | 30万円 | 30万円 |
| 標準的な旅 | 35万円 | 35万円 | 20万円 | 20万円 |
| 低予算の旅 | 20万円 | 20万円 | 10万円 | 10万円 |
※車やバイクは、1ヶ月かけて日本一周する場合を想定した費用です。自転車や徒歩の場合は、旅の期間が数ヶ月以上に設定されることが多いため、費用はその期間に応じて調整が必要です。
予備費の準備と目安金額

日本一周では予期せぬ出費が発生することがあります。
トラブルが起きたときに慌てないよう、あらかじめ予備費を確保しておきましょう。予備費には、以下のような費用が含まれます。
トラブル対応費
旅の途中でケガや病気をしたり、思わぬ出費が発生したりすることがあります。
そんなときに備えて、医療費などのトラブル対応費を用意しておきましょう。
目安として、5,000円~10,000円ほど確保しておくと安心です。
修理代
旅の途中で乗り物が故障したり、部品が壊れたりすることがあります。
タイヤ交換や修理が必要になる場合もあるため、あらかじめ2,000円~10,000円ほどの修理代を用意しておきましょう。
日程延長に備えた予備費
天候の影響や予期せぬトラブルで旅の日程が延びることがあります。
その際にかかる食費や移動費に備え、余裕を持って予備費を準備しておきましょう。
1日あたり3,000円~7,000円ほど用意しておくと余裕が持てます。
まとめ:自分に合った予算で旅を楽しもう
日本一周の費用は、人によって大きく変わります。だからこそ、自分の旅のスタイルに合わせて、無理のない予算を立てることが大切です。
事前に計画を立てておけば、旅の途中でお金に悩むことが減り、安心して楽しめます。
この記事を参考に、自分に合った予算を考え、充実した旅を目指しましょう。
こちらの記事もおすすめです:【やらなきゃ損?】日本一周で看板を掲げるメリット・デメリットと書くべきポイント

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