【日本一周の費用はいくら?】予算の立て方と内訳を徹底解説

2025年5月25日更新
日本一周をしてみたいけれど、「実際、どれくらいお金がかかるんだろう?」と悩んでいませんか?
費用の目安がわからないと、なかなか計画を立てにくく、不安になってしまいますよね。
そこで今回は、日本一周にかかる費用の内訳や、予算の立て方をわかりやすく解説します。
この記事を読んで自分に合った無理のない予算を組み、安心して旅の準備ができるようにしましょう。
予算を考える前に決めるべきこと
日本一周にかかる予算を決めるには、まず旅の内容をイメージしておくことが大切です。
とくに考えておきたいのは、以下の3つです。

自分がどんな旅をしたいのかを明確にすることで、必要な費用が見えてきます。
ここでは、費用を考える前に決めておきたいポイントをいくつか紹介します。
旅の期間を決める
旅の期間が長ければ、それだけ費用が増え、短期間であれば費用を抑えられるため、最初に期間を決めることが重要です。
移動手段や自分のペースによって必要な日数が変わるため、自分にぴったりの旅の期間を決めることが大切です。
移動手段ごとの必要な日数や、旅の期間の決め方について詳しく知りたい方は、【日本一周に必要な日数は?】移動手段ごとの目安と計画のコツの記事を参考にしてみてください。

お金が心配なら、短めの旅を考えてみよう!
宿泊スタイルを決める
日本一周の予算を立てるには、宿泊スタイルを決めることが大切です。
ホテルやゲストハウスを利用すると、どうしても費用がかかりますが、野宿や車中泊なら、無料や安価で泊まることができます。
自分の旅のスタイルや快適さに合わせて、どの宿泊方法がベストかを考えてみましょう。
宿泊方法について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事:【日本一周の宿泊方法を徹底比較!】旅のスタイルに合わせた選び方を解説

食事のスタイルを決める
日本一周の費用は、食事のスタイルによって大きく変わります。
外食中心だと費用が高くなりますが、自炊を取り入れると節約につながります。
自炊をする場合は、簡単に調理できる道具や食材を事前に準備しておくと安心です。
日本一周の食事について詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
関連記事:【日本一周の成功は食事がカギ!】節約・栄養バランス・ご当地グルメまで徹底解説!

日本一周にかかる費用の内訳

日本一周を達成するためには、いくつかの費用項目を考慮する必要があります。以下に、各費用の内訳を紹介します。
ガソリン代
車やバイクで日本一周する場合、ガソリン代が重要な費用になります。
2025年4~5月時点で、全国平均のレギュラーガソリン価格は1リットルあたり約185円です。
車の燃費が15km/Lの場合、10,000km走るとガソリン代は約123,000円となります。
宿泊費
宿泊スタイルによって費用が大きく変わります。
ホテルやゲストハウスを利用する場合、1泊3,000〜10,000円ほどかかりますが、キャンプ場や車中泊、野宿を選べば、宿泊費を抑えることができます。
キャンプ場は1泊1,000〜2,000円、車中泊や野宿は無料で泊まれます。
食費
外食と自炊で食費を調整できます。外食の場合、1回の食事で1,000円〜2,000円程度、観光地では高くなることもあります。
一方、自炊をすれば、食費を抑えることが可能です。
観光費
観光施設の入場料やアクティビティには費用がかかります。
博物館や観光地の入場料は500円〜2,000円程度発生しますが、無料で楽しめる観光地もたくさんあります。
観光地によって費用が違うので、事前に予算を考えておくことが大切です。
洗濯代
長期間の旅では、洗濯が必要になります。
コインランドリーを利用する場合、1回あたり500円〜1200円程度の費用がかかりますが、手洗いをすることで洗濯代を抑えることができます。
日本一周中の洗濯について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事:日本一周中の洗濯と入浴を徹底解説!便利なアイテムと実践的な方法

通信費
旅の途中で通信が必要になるため、通信費も考慮しましょう。
特に日本一周中は、スマホで情報を確認することが多いため、データ通信量が多くなります。
そのため、事前に自分の使い方に合った通信プランを調整しておくことが重要です。
フェリー代
日本一周のルートに離島や北海道への移動が含まれる場合、フェリー代が必要になります。
料金は航路や車両の有無によって違いますが、北海道へのフェリーで車を持ち込む場合、片道10,000円程度の料金がかかります。
旅のスタイル別の費用

日本一周の旅のスタイルや移動手段によって、必要な費用は大きく変わります。
どのような旅をしたいかによって費用が変わってくるため、自分の希望に合った旅のスタイルを考えながら、必要な費用を計画しましょう。
贅沢な旅
ホテルや旅館に泊まり、レストランでの外食や観光地での特別な体験を重視するスタイルです。
宿泊費が1泊5000円~10000円以上、食事は1食あたり1,000円〜3,000円程度が目安になります。
お金をしっかり使って、快適に日本一周を楽しみたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
関連記事:【定年後やお金に余裕がある人向け】快適に楽しむ日本一周旅行の計画の立て方

標準的な旅
ビジネスホテルやゲストハウスなどの宿泊施設を利用しつつ、時には野宿や車中泊を組み合わせるスタイルです。
宿泊費は1泊あたり3,000円〜5,000円程度、食事は外食と自炊を組み合わせて、1食あたり500円〜1,500円程度で計算できます。
低予算の旅
野宿や車中泊を活用し、食事は自炊中心で費用を抑えるスタイルです。
宿泊費がほとんどかからず、食費も1日500円〜1,000円程度に収めることができます。
低予算で日本一周する方法について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事:【日本一周の費用を安くする方法!】低予算で実現するためのポイント

移動手段とスタイル別の費用比較
日本一周の費用は、移動手段や旅のスタイルによって大きく変わります。以下の表を参考にして費用の目安を確認してみましょう。
旅のスタイル | 車(1ヶ月) | バイク(1ヶ月) | 自転車(1ヶ月) | 徒歩(1ヶ月) |
---|---|---|---|---|
贅沢な旅 | 50万円 | 50万円 | 30万円 | 30万円 |
標準的な旅 | 35万円 | 35万円 | 20万円 | 20万円 |
低予算の旅 | 20万円 | 20万円 | 10万円 | 10万円 |
※車やバイクは、1ヶ月かけて日本一周する場合を想定した費用です。自転車や徒歩の場合は、旅の期間が数ヶ月以上に設定されることが多いため、費用はその期間に応じて調整が必要です。
日本一周の準備にかかるお金(装備・車両・キャンプ用品など)

日本一周を始めるには、旅を楽しむための準備が必要です。必要な道具や、装備、キャンプ用品など、出発前に整えておくべきものがいくつかあります。
ここでは、車、バイク、自転車、徒歩での旅に必要なものとその費用についてわかりやすく紹介します。

自分に必要なものを整理して、費用をチェックしてみよう!
車の場合
車で日本一周をするには、まず自分の好みや予算に合った車を購入することが大切です。すでに車を持っている人は、オイル交換やタイヤ交換、バッテリーの交換など、定期的な整備が必要です。
また、車中泊を快適にするために、寝具やカーテン、冷暖房設備を整えることも大切です。
車で日本一周するために必要な装備や車中泊アイテムについて詳しく知りたい方は、【車で日本一周】これさえあれば大丈夫!必須持ち物&装備を徹底解説の記事をご覧ください。
バイクの場合
バイクで日本一周をするには、まず自分の好みや予算に合ったバイクを購入することが大切です。
すでにバイクを持っている人は、オイル交換やタイヤ交換、チェーンの調整など、定期的にメンテナンスを行うことが大切です。
また、バイクで快適に過ごすためには、装備やキャンプ道具、荷物を積むためのケースなども準備する必要があります。
バイクに必要な装備について詳しく知りたい方は、【バイクで日本一周】ライダー必見!安全に走るための必須アイテムの記事をご覧ください。
自転車の場合
自転車で日本一周をする場合、まず自転車を購入する必要があります。
ロードバイクやクロスバイクなど、旅のスタイルや予算に合った自転車を選びましょう。
また、荷物を運ぶためのパニアバッグやキャリアなど、必要な道具をそろえることも重要です。
自転車に必要な装備について詳しく知りたい方は、【自転車旅の必需品】日本一周を快適にする必須持ち物&便利アイテムの記事をご覧ください。
徒歩の場合
徒歩で日本一周をする場合、特別な乗り物は必要ありませんが、長時間の歩行を支えるための装備を整えることが重要です。
快適で丈夫なバックパックや、自分の足に合ったウォーキングシューズは必需品です。
また、雨具や軽量の調理器具など、歩きながらでも使いやすい道具をそろえることも大切です。
徒歩で日本一周に必要な装備について詳しく知りたい方は、【日本一周徒歩の旅!】怪我を防いで快適に歩くための必須アイテムの記事をご覧ください。
日本一周中の税金と保険

日本一周中でも税金や保険の支払いは欠かせません。ここでは、旅中に必要な税金や保険について解説します。
税金について
日本一周中でも以下の税金は支払いが必要です。旅に出る前に支払い方法を確認し、忘れずに済ませておきましょう。
- 自動車税・軽自動車税:車やバイクを所有している場合にかかる税金
- 固定資産税:不動産を所有している人に課される税金
これらの税金は、事前にまとめて支払ったり、口座振替を設定したりすることで、日本一周中の手間を減らせます。出発前に納付期限を確認しておきましょう。
保険について
日本一周中でも、以下の保険の支払いは必要です。旅に出る前に、どの保険が必要かを確認し、支払い方法を事前に整えておきましょう。
- 国民健康保険
- 国民年金
- 自動車保険
- 盗難保険
※国民健康保険:親の扶養に入っていれば、支払いは不要です
※国民年金:20歳未満の方は、支払い義務はありません
日本一周中の予期しないトラブルに備えて、必要な保険の手続きは早めに済ませておきましょう。
日本一周中の税金と保険に関するFAQ

ここでは、日本一周中に必要となる税金についての疑問を中心に、保険の支払いに関する基本的な情報も紹介します。
Q: 高校卒業後に日本一周をする場合、どんな税金を払う必要がありますか?
A: 基本的に年間収入が103万円以下であれば支払う必要がある税金はありません。しかし、20歳を過ぎると国民年金の支払いが必要です。
Q: 日本一周中にアルバイトをする場合、税金はどうなりますか?
A:アルバイトで年間収入が103万円を超えると所得税がかかります。また、前年に一定額以上の収入があった場合には、住民税を支払う必要が出ることがあります。住民税の金額や基準は地域によって違うので、事前に確認しておくと安心です。
予備費の準備と目安金額

日本一周では予期せぬ出費が発生することがあります。
トラブルが起きたときに慌てないよう、あらかじめ予備費を確保しておきましょう。予備費には、以下のような費用が含まれます。
トラブル対応費
旅の途中でケガや病気をしたり、思わぬ出費が発生したりすることがあります。
そんなときに備えて、医療費などのトラブル対応費を用意しておきましょう。
目安として、5,000円~10,000円ほど確保しておくと安心です。
修理代
旅の途中で乗り物が故障したり、部品が壊れたりすることがあります。
タイヤ交換や修理が必要になる場合もあるため、あらかじめ2,000円~10,000円ほどの修理代を用意しておきましょう。
日程延長に備えた予備費
天候の影響や予期せぬトラブルで旅の日程が延びることがあります。
その際にかかる食費や移動費に備え、余裕を持って予備費を準備しておきましょう。
1日あたり3,000円~7,000円ほど用意しておくと余裕が持てます。
実際の費用計算と予算の立て方
ここまで、日本一周に必要な費用項目について解説しましたが、具体的にどれくらいの費用がかかるのか気になる方も多いでしょう。
ここでは、3か月間・車で日本一周する場合の費用の目安と予算の立て方の例について解説します。
- 移動手段:車(軽バンなど)
- 期間:3か月(90日間)
- 宿泊:1泊 3,000円~5,000円(平均4,000円)
- 食費:1日 1,500円(1食外食+1食自炊+軽食)
- ガソリン代(12万円)+フェリー代(2万円)=14万円
- 宿泊費(36万円)+食費(13,5万円)+通信費(1,5万円)+洗濯代(1,5万円)=52,5万円
- 合計:66,5万円
- 車両購入費、整備費、車中泊装備、冷暖房設備など。
- 例:中古車を購入する場合、車両費は10万円前後、車中泊装備は約5万円程度が目安。
- 自動車税、国民健康保険、国民年金、自動車保険など。
- 例:軽自動車の場合、自動車税は約1万円、保険は年間約3万円程度。
- トラブル対応費、修理代、日程延長費。
- 例:車両の故障で修理が必要になった場合、修理代は1回あたり約1万円から5万円程度。予期しない天候や道路事情で日程が延びた場合、宿泊費が追加でかかることも考慮し、1日あたり1,000円から5,000円の余裕を見ておくと安心。
66,5万円+24,5万円+6,6万円+5,5万円=103,1万円
上記のように、事前に各費用の目安を把握しておくことで、予算をしっかり立てることができます。
旅のスタイルや期間によって必要な費用は大きく変わってくるので、自分の旅に合わせて予算を立ててみましょう。
まとめ:自分に合った予算で旅を楽しもう
日本一周の費用は、人によって大きく変わります。だからこそ、自分の旅のスタイルに合わせて、無理のない予算を立てることが大切です。
事前に計画を立てておけば、旅の途中でお金に悩むことが減り、安心して楽しめます。
この記事を参考に、自分に合った予算を考え、充実した旅を目指しましょう。
こちらの記事もおすすめです:【やらなきゃ損?】日本一周で看板を掲げるメリット・デメリットと書くべきポイント

ポチッとしていただけると嬉しいです

にほんブログ村