【日本一周で野宿するなら必見!】安全な場所選びと過ごし方のコツ
2025年11月7日更新
日本一周の旅を計画する際、野宿の疑問や不安が浮かんで心配になることはありませんか?
私自身も日本一周の旅をしていた際、安全に、かつ迷惑をかけずに野宿できるか不安でした。
そこで今回は、安全な場所の選び方と快適に過ごすためのコツを紹介します。
この記事を読めば、日本一周での野宿を楽しむためのポイントが分かります。ぜひご覧ください。
日本で野宿はできる?法律とマナー

日本では、野宿そのものを全国で禁止する決まりはありません。しかし、以下のようなケースでは法律や条例に触れる可能性があります。
- 私有地に無断で入る → 不法侵入(刑法130条)
- 立入禁止区域での滞在 → 軽犯罪法違反や条例違反
- 公園や公共施設の使用規則違反 → 管理者からの退去命令や罰則
つまり、場所によっては法律や規則に違反することもあるため、どんな場所でもルールやマナーを守る必要があります。
法律的にOKとNGの例
野宿は、場所によってできる場合とできない場合があります。以下は、野宿可能な場所と、法律や規則で禁止されている場所をまとめた図の例です。

このように、野宿は「法律的に可能な場合」もありますが、必ず事前にルールや規則を確認し、周囲に迷惑をかけないよう配慮することが重要です。
OKとされている場所でも、マナー違反が続けば将来的に利用できなくなることもあります。旅を長く楽しむためにも、利用者一人ひとりの心がけが大切です。
野宿時に気をつけたいマナー
野宿は、旅の自由さや自然との距離の近さを感じられる魅力がありますが、公共の場を利用する以上、周囲への配慮は欠かせません。
特に最近では、一部の利用者によるマナー違反が問題になっており、全国各地でマナーに関する注意が呼びかけられるようになっています。
よくあるトラブル事例
野宿や車中泊をする人が増えるなかで、全国の休憩施設などで以下のようなトラブルが目立っています。
- 道の駅などにゴミを置いていく
- トイレや水場を汚したままにする
- 夜間に騒いだり、大きな音を出す
こうした行為が続くと、施設側が利用制限を設けたり、「野宿・車中泊禁止」となるケースもあります。
実際に、車中泊でも同じような問題が起きています。
全国の道の駅をピックアップしてリサーチを行ったところ、一番多かったのが「ゴミの放置」。
旅の過程で溜まっていくゴミを、道の駅に捨てていくというものです。
車中泊の記事ではありますが、野宿でも同じようなマナー違反が問題になることがあります。
関連記事:日本一周中のゴミ問題を解決!処分方法・マナー・便利アイテムまで徹底解説

野宿中に気をつけたいこと
日本一周の旅では野宿をする人も多いですが、最低限のマナーや心がけを大切にすることが重要です。
野宿する際は以下のことに気をつけましょう。
- 禁止されている場所では野宿しない
- 長時間同じ場所にとどまらない
- ゴミは持ち帰る
- トイレや水場はきれいに使う
- 大きな音を出さないようにする
こうしたマナーを守ることで、周囲に迷惑をかけず、気持ちよく旅を続けることができます。

マナーを守って、気持ちよく旅を続けよう!
安全に野宿できる場所の選び方

野宿を安全に行うためには、「どこで寝るか」がとても大切です。そのため、事前に野宿に適した場所を探しておくことが欠かせません。
Googleマップを使うと便利で、検索欄に「公園」や「道の駅」などを入力すれば、候補地がいくつも表示されます。
口コミやレビューを確認すれば、実際に野宿ができそうかどうかの目安になります。
安全に過ごせる環境を選ぶ
まずは、安全に休める環境かどうかを確認しましょう。以下のポイントをチェックしておくと安心です。
- 人通りや車通りの多さ:人通りが全くない場所や交通量の多い道路沿いは避ける
- 明るさや見通し:街灯があり、夜間も安全に動ける場所を選ぶ
- 地形:崖や斜面、水辺の近くは危険
- 静かさと落ち着き:騒音や人目が気になる場所は避ける
河川敷などの水辺は、急な増水や潮の満ち引きで危険になることがあります。天気予報や水位情報も確認しておきましょう。
設備が整っているかを確認する
快適に過ごすには、トイレや水場の有無も重要です。近くに24時間使えるトイレがあると便利で、衛生面や手洗い場の有無も確認しておきましょう。
また、工事や災害などで一時的に使用できない場合もあります。Googleマップや自治体の公式情報で最新の状況をチェックしておくと安心です。
水道や自販機が近くにあると、飲み水や洗顔・歯磨きに困りません。長期の旅では、給水場所の確保も意識しておきましょう。
トラブルになりやすい場所を避ける
自由に旅ができる野宿ですが、場所を間違えるとトラブルにつながります。
次のような場所は避けましょう。
- 私有地や立入禁止エリア
→ 許可なく入ると不法侵入になるおそれがあります。 - 駅構内や商業施設の敷地
→ 夜間に警備員から注意される場合があります。 - 管理者や看板で禁止が明示されている場所
→ 無断での滞在はトラブルの原因になります。
看板や案内がある場合は必ず確認し、所有者がわかる場合は事前に許可を取るのが安全です。
野宿に適した場所
日本一周の旅では、野宿先の場所選びが大事です。
海辺や公園、道の駅など、場所ごとに特徴があり、それぞれの場所に合った準備が必要です。
それぞれの条件を理解して快適な場所を選びましょう。
海辺での野宿

海辺での野宿は、波の音を聞きながらゆっくり過ごせるのが魅力です。朝焼けや夕暮れがきれいな場所が多く、心地よい雰囲気が味わえます。
波が高くなる場所や急な潮位の変化がある場所は避け、できるだけ高台で波の影響を受けない場所を選びましょう。
公園での野宿

ほとんどの公園にはトイレや水道が完備されており、安心して野宿することができます。
また、ベンチやテーブルも設置されているため、休憩や食事の際に便利です。
道の駅での野宿

日本一周の旅で道の駅は便利な野宿スポットです。設備の整った道の駅ではトイレや水道も使え、食事や買い物も可能です。
休憩所が24時間開放されている道の駅もあり、車中泊で利用する人も多いです。
バス停での野宿

日本中どこに行ってもバス停はあります。特に北海道はバス停が多く、簡単に見つけることができます。
また、多くのバス停には屋根がついているため、急な雨や風をしのぐことができます。
各野宿場所の特徴と比較
野宿できる場所にはそれぞれ特徴があり、快適さや安全性、設備の整い方も違います。以下の表を参考にして、自分の旅スタイルに合った場所を確認してみましょう。
※横にスクロールして全体をご確認ください。
| 場所 | 特徴 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 海辺 | 景色がよく、波の音が心地いい | 朝焼けや夕日が見られる | 潮位や風に注意。高台が安全 |
| 公園 | 設備が整っている場所が多い | トイレ・水道が使える | 夜間の利用が制限される場合あり |
| 道の駅 | 施設が充実しており便利 | 買い物・食事が可能 | 長時間滞在は禁止されていることも |
| バス停 | 屋根があり雨をしのげる | 手軽に見つかる | 朝早くに移動が必要 |
どの場所にもメリット・デメリットがありますが、自分が安心して休めることをいちばんに考えるのが大切です。
日本一周で野宿する前に準備したいこと

日本一周で野宿するためには、以下のような準備をすることをおすすめします。
事前にキャンプを試す
日本一周の旅で野宿をメインに考えている人は、事前に野宿道具を使ってキャンプを試してみることをおすすめします。
特に初めての野宿の場合は、事前に短期間のキャンプで装備を試しておくと安心です。
近くのキャンプ場や安全な場所で練習し、実際の使用感を確認しておくことをお勧めします。
自分に合った道具を選ぶ
野宿道具を選ぶ際は、道具の重量や性能を確認し、自分の旅のスタイルに合った装備を選ぶことが重要です。
野宿に必要な道具の選び方や、日本一周の旅に持って行くべきおすすめの野宿道具は以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事:日本一周の野宿に必要な道具を紹介(テント、寝袋、マット、ランタン)

野宿を快適に過ごすコツ
長旅の途中で野宿をするなら、しっかり休んで翌日に疲れを持ち越さないことが大切です。
快適に眠れる環境や工夫を取り入れることで、体力をしっかり回復できます。ここでは、疲れを残さないためのポイントを紹介します。
寝具の工夫をする
地面の硬さや冷えから体を守るために、厚みのあるマットや空気を入れて膨らませるマットを使いましょう。軽くて持ち運びやすいタイプもあります。
寝袋は季節や地域の気温に合ったものを選び、寒い時期は中に毛布や薄手の寝袋を重ねると快適に眠れます。
騒音・光対策をする
耳栓やアイマスクを使えば、周囲の物音や街灯の光を遮れます。安心感も増して眠りやすくなります。
特に道の駅や市街地近くでは夜間でも車の出入りがあるため、簡単に装着できるタイプを持っておくと安心です。
寒さ・暑さ対策をする
野宿では季節や時間帯で気温差が大きくなります。寒い時期は寝袋や防寒着、カイロで体を温め、地面の冷えを防ぐためマットを敷きましょう。
暑い時期は通気性の良い寝具を使い、日陰や風通しの良い場所を選ぶことが大切です。
実際に野宿したときの例
参考までに、私が日本一周の旅で野宿したときのことを2つご紹介します。これから野宿を検討している方のヒントになればと思います。
熊本県の道の駅での野宿

熊本県芦北町の「道の駅たのうら」には、24時間開放の休憩所があり、横になれるスペースもありました。
この休憩所は、長期の利用は禁止ですが、短時間の宿泊は認められていたため、一晩だけ利用しました。
また、売店は夕方に閉まるため、事前に食料を準備しておくことが必要でした。
大分県のバス停での野宿

大分県佐伯市の山間部にあるバス停で夜を過ごしたこともあります。
近くにトイレや水場はありましたが、10月半ばの山中は想像以上に冷え込みました。このときは、防寒対策の大切さを改めて実感しました。(詳細はストリートビューで確認できます)
野宿して気づいたこと
私が日本一周の途中で野宿を経験して感じたのは、大事だと思ったポイントは以下の2つです。
- 寒さ・暑さ対策
- 食料の確保
私は、徒歩と自転車で日本一周をしていたのですが、キャンプ道具などのアウトドア用品は持っていなかったため、寝袋などの防寒アイテムはあったほうが安心だと感じました。
また、食料がないこともあるため、事前の準備が大切だと実感しました。
まとめ:日本一周の野宿を安心して楽しもう
日本一周の旅では、自由に移動したり、自然と触れ合うことができますが、野宿にはマナーや安全に気をつけることが大切です。
場所を選んだり、周りの人たちに配慮することで、野宿も楽しくて思い出に残る経験になります。
特に、ゴミを持ち帰ったり、音を控えめにするなど、基本的なマナーを守ることも重要です。
しっかり準備して、安心・安全な旅を楽しみましょう。
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